武蔵野版、三方良し!

盛岡じゃじゃめん、稲荷うどん、白石にゅうめん、熊谷うどんに氷見うどん。
吉田うどんに名古屋きしめん、伊勢うどん、かすうどん、讃岐うどんときて博多うどんに五島うどん。

うどんの名所は全国各地にあれど、武蔵野もまたうどんで有名な地域です。

新メニュー開発に店の存続をかけた主人公。
神の思し召しや如何に!?

角のない丸みのある丁寧な文章と、神秘体験をあからさまにではなく、匂わせる程度に感じさせる微妙な表現は、作者の真骨頂ではないでしょうか。

武蔵野という土地の魅力が描かれていて、近江商人の心得ではないですが
「書き手良し、読み手良し、地域良し」
の作品になっていると感じました。

皆さんもどうぞ、ご賞味あれ!