概要
全人類が挟まる百合
朝起きたら、私以外世界中のひとが私の同級生になっていた。
少し大人びていて、アメリカの写真家と平成初期のロキノン系バンドの音楽が好きで、パソコンの授業のとき以外話したことがない、あの子が世界中を埋め尽くしていた。
父も母も兄も、カッターを持って歩く不審者も、私が本物と言い張る知らない子も、全部同じ顔をした世界で、本当のあの子はどうしているだろう。
男が挟まる百合が駄目なら、いっそ全人類が挟まる百合はどうかと思いました。
仲良くないひとのSNSを盗み見たひと、自分を気にかけないひとが気になったり自分が気にかけてないひとに気にかけられたひと、ELLEGARDENが好きなひとのための百合です。
少し大人びていて、アメリカの写真家と平成初期のロキノン系バンドの音楽が好きで、パソコンの授業のとき以外話したことがない、あの子が世界中を埋め尽くしていた。
父も母も兄も、カッターを持って歩く不審者も、私が本物と言い張る知らない子も、全部同じ顔をした世界で、本当のあの子はどうしているだろう。
男が挟まる百合が駄目なら、いっそ全人類が挟まる百合はどうかと思いました。
仲良くないひとのSNSを盗み見たひと、自分を気にかけないひとが気になったり自分が気にかけてないひとに気にかけられたひと、ELLEGARDENが好きなひとのための百合です。
おすすめレビュー
書かれたレビューはまだありません
この小説の魅力を、あなたの言葉で伝えてみませんか?