集落のしきたり、ナメてはいけません

この物語、厨子の祝宴という儀式の決まり事を破るところから始まります。
そのせいか次々と惨事が襲いかかり、読者は恐怖の極みに。
と同時に、主人公である志摩のかつての職場に怒りを覚え、ラブロマンスにドキドキし、不幸な女の子たちに涙します。
作者様の巧みな筆によって、きっと読者の心は翻弄されることでしょう。
しかし最後まで読むと幸せな気分になれるのは保証します。
僕自身はこの物語から女性の尊厳というテーマを読み取りました。
最初から最後まで面白いホラーでラブロマンスな作品を堪能しました。

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