ジャイアント・フィクション

「今更この物語を再掲載するのはどうなのかね？」

「知らん。どうせ無料サイトに掲載するものなのだから関係ないだろう」

「いや、そうなんだけどね。ずっと前に書いてぜんっぜん人気の出んかった物語を別サイトでリサイクルするのはどうかと思うわけよ、俺は」

「やけどするだけだって。別のサイトでは最終話になってもPV数100超えなかったんでしょ？　要するに面白くないってわけなんだから」

「第一さ、ジャンルで嘘付いてんじゃん。ごりっごりの異世界ものに鞍替えになったんだからラブコメなんて大ウソじゃん」

「読者を騙すくせに内容もイマイチ面白くないってのは致命的じゃねぇの？」

「私は上の指示に従っているだけだからな、これでアンチが付こうが掲示板に晒されようが私にはダメージはない」

「ほーん、上もとち…続きを読む