あの子に会える、きっと会える。

小さい頃、いつも一緒にいてくれた。
名前も、顔も、夢中になって遊んだことも覚えている。
笑い方も、走り方も、どんなぬくもりだったかも。
全部鮮明に覚えていて、間違いなくいたはずなのに
大きくなってから会おうとしたら
そんな人はいなかったってこと、ありませんか?

僕といっしょにかくれんぼをしてくれたお姉ちゃん。
いつも私の味方をしてくれた男の子。
確かにいたはずなのに。

それってもしかしたら、イマジナリーフレンドってやつじゃない?

したり顔で誰かが、大切であたたかな思い出のすべてを
幻のように言ってくる人がいるかもしれない。
でも、その話ですら、ほんとうのほんとうじゃないかも。

あの頃のお姉ちゃんや男の子って、もしかしたら

きよちゃんみたいだったのかもしれないですよ。

だからまた、会えるんだと思います。

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