虚無と無垢、ふたつの「無」が出会うとき、物語は幕を開ける

この物語には二つの「無」が登場します。

ひとつは「虚無」

その身は現世(うつしよ)にあれど、そこに在らず。その目はひとの見るべきものを視ず、ひとには視えざるものを視る。
ただ望むは、ひととしての「生き方」「在り方」

ひとつは「無垢」

その身は現世(うつしよ)に降臨せし幽世(かくりよ)の器。その耳は現世に満ちる数多の音を聴き、真実を照らす。
ただ「虚無」に寄り添いて世界の在り方を知る。

虚無と無垢、ふたつの「無」が出会うとき、物語は幕を開ける。厳かに・・・そして激しく!


流麗な文章に、流れるような戦闘シーン。満たされしものと、満たされざるものが織りなす現代奇譚

純粋に文章のリズムを楽しんでみたい方にもおススメです。

物語はまだ未完ですので、このくらいで・・・

ちなみに私は一気に読み終えました。

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