全ての運命はまだ決まっていない――世界の波瀾を描いた幻想譚

暗き大戦を終え、魔法を使える者と使えない者そして狭間に世界は分かたれた。
狭間の世界に捨て置かれたディルは運命的な出会いを果たすも、「必ず迎えに行く」と言い残した彼は姿を消す。
それから月日が流れ、運命は激流に飲み込まれていく。


壮絶だった、壮絶だったんです。途中、美人な精霊が出てきたなぁ。くらーい過去を持つ薬師さん不憫だなぁ。ヒーロー余裕ないなぁとかとかとか。呑気に構えてたら、ドラマチックな展開に覆されていきました。
想いと想いが絡まって、空回って、全ての情につき動かされたような物語。どっぷりと幻想的な世界を楽しんでほしいです。

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