概要
(保全)生態学×幻想生物×現代社会。私の隣の怪異たち。
ドラゴン、スフィンクス、鵺……モンスターや妖精、妖怪といった幻想生物はいつだって魅力的だ。その幻想生物が、もし現代社会に普通に溶け込んでいたら。いや、普通の生き物だって、この人間社会と折り合いの悪い部分は多々ある。イノシシは里山を荒らす一方で、ウミガメは絶滅しそうだ。じゃあ、実際に幻想生物が存在していたら、魅力的なはずの彼らと、どんな軋轢が生まれてくるのだろうか。そんなことを考えながら、作っている物語です。「すこしふしぎ」をリスペクトし、目指しています。
おすすめレビュー
新着おすすめレビュー
- ★★★ Excellent!!!伝説上の生物が普通に存在する日常をコミカルにシニカルに描いた名作!
ぜひ書籍化されて欲しい!
レビュアーが本当にそう思う作品です。存在しないはずの生き物をフツーに当たり前のように、当然のように日常の中に落として描いた作品です。普通でない事を普通に感じるように考えられた文章からは作者の高い筆力がうかがえます。
そして人と動物との関り合い方を考えさせられる象徴的なラストシーンに言葉を失います。
「それもまた日常」の改訂版……グレードアップバージョンですので、先に元作を読んでから、という必要はありません。本作だけ単体で読んでも楽しめます。
細部まで考えられて練られた秀作!
読んでみて下さい!