概要
俺たちに明日はにゃい
野良の生き方に疲れ果てたネコちゃんが失意のまま生まれ故郷へ戻ると、偶然にも昔なじみのネコちゃんと再会する。
だが、そのネコちゃんは昔と違っていた。野良だったはずのそのネコちゃんは家ネコちゃんへと変わっていたのだった。
野良の世界はアングラにゃのだ
だが、そのネコちゃんは昔と違っていた。野良だったはずのそのネコちゃんは家ネコちゃんへと変わっていたのだった。
野良の世界はアングラにゃのだ
おすすめレビュー
新着おすすめレビュー
- ★★★ Excellent!!!アウトローな社会に生きる男のノワール・アクション(ただし猫)
縄張り争いに敗れた野良猫ブルーノと、その幼なじみの飼い猫トニーの、再会と友情の物語。
猫の視点から猫の人生を描いた、ほのぼの動物もののお話です。いや動物ものには違いないのですけれど、物語そのものは結構ハードボイルドしている、というのが楽しいところ。
アウトローとしての人生(猫生)に滲む覚悟や美学、また幼なじみが一途に寄せてくる憧れの眩しさなど、シリアスな人間模様(猫模様)を描きながらも、しかし「いかんせん猫」という点から生じてしまうほのぼの感。そのギャップが楽しいというか、個人的には非常に気持ちよく読めました。
一般に、アンダーグラウンドな世界には独特の魅力があるものですが、しかし必…続きを読む