天才でも、能力持ちでもない。そんな主人公の物語があってもいいじゃないか

無理解、偏見、卑屈。誰だってそんな不道徳を抱えている。それらに丁寧に立ち向かい、団結を固めていく主人公たちのドラマに心打たれます。

登場人物たちの個々の歴史が丁寧に綾なされて一つのドラマになっていく過程に、作者の思いが伝わってきます。

他のレビューアー様のお言葉にもありますように、「人間讃歌こそ最高の物語である」をまさに体現した作品。ぜひ、じっくりとご覧ください。