おそろしい森でも、二人なら怖くない

ご縁があり、この物語に出会いました。更新分まで読み終えましたので、レビューさせていただきます。

本作は「おそろしの森」と呼ばれる、一部からは獣たちの聖域とまで呼ばれているような場所に住んでいる一人の少女の元に、狩人である少女が訪れるところから物語が始まります。

着ているものから周囲の情景描写。そして食事のシーン等が丁寧に書かれている為、物語を紡ぐ彼女達を取り巻いている周囲を目に浮かべながら、読み進めることができました。その中で繰り広げられる主人公の彼女にまつわる人間模様が、胸を温かいものにしてくれます。
また、物語の後にあります「解説・あとがき」を読みますと、この物語を作るに至った経緯から、参考にしたもの。世界の設定の裏側等が語られ、作者様が作られたこの物語を更に楽しむことができますよ。

一人ではなく、二人でいることの温かさを思い出すような、そんな物語。
他の皆様も、是非読んでみてください。

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