ここからも、これまでも。

 中学校に入ったばかりなのに、学校に眼鏡を忘れてしまった主人公。小学校まで仲の良かった友人とも離れ、不安を抱えていた。
 上履きのない足に、リノリウムは冷たく染みた。
 誰かに見られないように気を付けながら、学校に忍び込む。
 そこを、一人の先生に見られてしまった。
 
 この春に不安と期待を持つ人に読んでほしい、優しい一作。

 是非、御一読下さい。

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