洒落、皮肉、因果応報……手法は手堅く、安定しています。ホラージャンルに設定されていますが、むしろある種の安心感を抱いてしまうのは、ひとえに私固有の問題、私が星新一の作風に毒されているためです。良質かつ多作というのも脱帽。 和田誠や真鍋博の挿絵がぴったりな本作。無機質で、奇妙で、でも読み出したら止まれない。そんな作品群です。
淡々と綴られる話に織り込まれた違和感。その芽吹きもまた静かだが、気付いたときには侵蝕されている。満潮時、足元の水位がじわじわ上がってくるような恐怖に呑まれたい方におすすめのSS集。
日常の中に、静かに混ざってくる違和感がとても怖かったです。最初は普通の出来事なのに、気づけばじわじわ不気味さが広がっていて、読み終わったあとも余韻が残りました。特に「肝試し」と「家鳴り」が好…続きを読む
『有り得なそうで有り得る。有り得そうで有り得ない。』有り得そう 一 有り得ない = 〇(ゼロ)要するに『無』の短編集。意味を考えて決して読んではイケナイ。頭がオカシクなる快感。
海青猫氏の手による『ちょっと奇妙な話集』と云う作品、各話の分量は短編から掌編のボリュームであるが……内容については中々にスパイスが効いてピリリとした読後感のある話が多いのだ。 直球めいた怪異譚…続きを読む
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