クラムジー・メモリーが響く頃に

趣味で音楽ゲームや音楽鑑賞をしている音村祐樹(おとむらゆうき)は、ある日一つのきっかけから『自分も人の心を揺すぶる曲を作ってみたい』と考えるようになる。

その数ヶ月後、友人の誘いでカラオケへ向かった祐樹は、予め構想を練っていた歌詞をオリジナル曲風に歌ってみることにした。

しかし、偶然そのカラオケ店でバイトをしていた同級生の琴原深音(ことはらみおん)に目撃されてしまう。

「このっ……下手くそ！！」

彼女のその一言をきっかけに、僕の高校生活は大きく変わっていく。

不安や悩み、想いや葛藤をそれぞれの音で紡ぐ、青春バンドストーリー。