概要
大切な人との再会は「先生と生徒!?」 でも、この想いを諦めたくないの!
2年5組の生徒:松本花菜(17歳 高校2年生)
2年5組の担任:長谷川啓太(23歳 教師歴1年目)
幼いころから、様々な悩みを抱えながら過ごしてきた花菜。
それは幼い頃に父との離別を経験した家庭環境だったり、小学校の最後に作ってしまった体の古傷であったり。
学校外の時間を一人で過ごすことになった彼女の唯一、かつ絶対的な味方でいてくれたのが、近所に住む啓太お兄ちゃんだった。
しかし年の離れた二人の関係では仕方ないとはいえ、啓太の大学進学や環境変化とともに、その時間は終わりを迎えてしまう。
ふさぎ込む花菜を前に、啓太は最後に「必ず迎えに来る」という言葉を残して街を離れた。
言葉を受け取った花菜は、自分を泣かせないための慰めだったという諦めも入りつつ、一方で微かな希望とし
おすすめレビュー
新着おすすめレビュー
- ★★★ Excellent!!!『約束』ただそれだけを、心の中に灯してきた。
主人公は高校生の松本花菜という少女。
彼女はある『約束』をずっと忘れられず、大切にしていた。
特別な相手との約束は、年月など関係なく覚えているものですよね。
むしろ、時を重ねたからこそ、輝きが色褪せないのだと思います。
小さな頃、家族以外で絶対的な味方でいてくれたお兄ちゃん。
しかし、別れがやってきてしまうのです。
でも、花菜ちゃんを支える約束を残してくれたからこそ、彼女は強くなれたのだと思いました。
そしてまさかの再会が、先生と生徒として、でした。
運命のいたずらに流されるのか、それとも、それすら味方につけるのか?
この辺りの展開がもう、花菜ちゃんとお兄ちゃんならではで、読んでいて心…続きを読む - ★★★ Excellent!!!逆境も苦境も乗り越えてこられたのは、いつもあなたがそこにいてくれたから
この物語のヒロイン・松本花菜。幼少の頃から様々な悩みを抱えながらも、懸命に生きてきた。家庭環境だったり、完治しない古傷だったり……。
そんな、幼少の頃の寂しさやせつなさをうめてくれていたのが、幼馴染みのお兄ちゃんだった。しかし、彼は大学への進学を機に、『必ず迎えに来るよ』の約束だけを残して離れてしまう。
ヒロインは、幼い頃の約束は、きっと覚えていないし叶うこともないと、想いを馳せながらも、ひとりで時をすごしていた。
そんなふたりが、偶然にも再会を果たすのだが……。その境遇が、更にふたりの想いの前に立ち塞がる。
がんばり続ける彼女を、支え続ける彼を、あなたも応援したくなると思い…続きを読む