力の使い方を誤った主人公は罪を受け入れる

半ば騙される形で『凶悪な力』を押し付けられた主人公と、力を手に入れてから彼が関わる幾つかの組織。その人間関係を描いた物語。
先ずは殺し。そこから主人公の運命が狂い出した。一時の感情と万能感に支配され、かつての友人を殺めた罪は消えない。それを踏まえながら生き、どのように贖罪するのか。そしてその過程で暴かれる凶悪な力『タトゥー』の謎。その魔性からどのように逃れるのか。そういったことを追ううち、徐々に筆者が何を書きたかったのかが分かってくる。
とても前のめりで読める内容。夢中になれます。ぜひご一読を。

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