文芸部、主人公の一馬が演劇部の脚本を書いている物語です。顧問と演劇部部長にだけが知っている秘密なのですが……短編小説です。僅かな読書時間で楽しめるでしょう。読みやすい文章に裏打ちされた、たしかな物語構成。流れるように魅了されてしまうと思います。ひょんな事からの出会いで人生は変わる。現実でもある出来事です。私達はあまりにも、その出来事を感じ過ぎていて、気に留めていないのかも知れません。本作に出会えた事に感謝。執筆してくれた作者様に、出会いの場を作ってくれたカクヨム。そして、作者様を紹介してくれた仲間達に感謝です。
主人公の謙虚さ故の自信の無さに一見欠点だと思われる一面もヒロインの影響でそれが魅力に変わるように感じました。お互いにおっちょこちょいな所も人間みんな個性がありますが、そんな中で自分と似た一面があるからこそ惹かれ合うものに感じました。
もっと見る