息を呑む怪作であり、傑作

作者さまの作品を初めて拝読しましたが、まず冒頭数行だけで作品の世界にぐっと引き込む力が凄まじい。
全体はまさに絵の具を塗り込めたように暗く、静な語りの中に仄かな狂気を感じさせる文章に圧倒されます。
内容もまたいいんですよね…画力についての記述とか、凄く魅せられたし引き込まれました。その部分だけでも好きなのに、後半の展開よ…!

とにかく文章が好きです。世界観も好きです。ストーリーも最高。幻想怪奇小説好きには堪らないと思います。
2000字ないとは思えない満足感でした。読めて本当によかったです!