トライ・アンド・エラー。彼は繰り返す、現実に帰るその時まで

ご縁があり、この物語に出会いました。更新分まで読み終えましたので、レビューさせていただきます。

主人公はある時何故か自身がプレイしていたゲームの世界に入り込んでしまいます。それはゲームなのに、攻略法が確立できない世界。ログアウトもできなくなり、彼はゲームをクリアしなければ現実世界に帰れなくなってしまいます。

その中で出会う、おおよそゲームのNPCとは思えないキャラクター達。そして各種の乗り越えなければ死んでしまうような展開が、彼を容赦なく襲います。勇者と呼ばれながらも全く力のない彼にできることと言えば、トライ・アンド・エラー。
やる、駄目なら反省する、そしてもう一度やるという、聞くだけなら至って当たり前のことですが、実際にやろうとすればどれほど大変なことなのか。
そして彼が何故このゲームに入り込んでしまったのかという、この物語の根幹となる謎。一体何故、彼がこんな状況に陥ってしまったのか。今後も目が離せません。

定番を踏みつつ何処かひと味違う、ゲーム転生物語。
他の皆さまも是非読んでみてください。

その他のおすすめレビュー

沖田ねてるさんの他のおすすめレビュー390