WEB小説界に、風穴開く!書籍化、アニメ化、映画化して欲しい名作です!

最初から最後まで、時間を忘れて夢中になって、一気読みしてしまいました!!

「第26話 里の夜ふけ」では胸が一杯になり、感動で思わず涙がダーと出ました(´;ω;`)ウッ…


『勇者カカカの冒険』『ガラスの靴の行方~』に続いてお邪魔させていただきましたが、すっかり作者のヨヨヨ氏…………いえ。代々木氏の作品の、大ファンになりました。


…………一体、どれだけの引き出しを持ってんスか?


と(笑)。
ご本人に直接ツッコませていただいたくらい、この物語は大変面白いです!


主人公のアトボロスは人間の少年ですが、ある出来事がきっかけとなり、故郷を離れて旅に出ます。

人柄のよい彼の周りには、犬人、猿人、鳥人、猫人など様々な人種の仲間が集います。

こう書くと、何やら日本の昔話みたいな雰囲気ですね(#^^#)

辛い出来事にも遭遇しますが、アトボロスをはじめとする仲間全員、悲劇や困難に負けずに真っ直ぐ、立ち向かっていきます。

そんな彼らの前向きさに、読者は勇気をもらいました。


一人称で書かれているのですが、章によって語り部が変わります。

主人公のアトボロスは十五歳の少年なのですが、冒頭の第一章と第二章は彼の、子供らしい視点。

続く第三章と第四章は、仲間二人(犬人グラヌスと猿人ラティオ)の、大人ならではの視点で思考を展開してくれます。

視点の切り替えによって、色々な角度から深くこの世界を知る事ができるので、めっちゃ楽しいですよ!

人物の書き分けが秀逸な作者様の、チャレンジ精神溢れる新しい試みに、読者は感動を覚えました。

私は第四章の語り部である、猿人の『軍師』ラティオ君がお気に入りのキャラです(*^_^*)!

ストーリーから打ち出される壮大なテーマや世界観、キャラクターの魅力などが光り輝いており、全世代の人に自信を持ってお勧めできる、素晴らしい作品だと思いました!


ぜひ、読んでみてくださいね\(^o^)/

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