新作制作
file.1 フルーツバスケット
これは昨日知り合いと話したことになるのですが、
「フルーツバスケット」って人間の真理を突きすぎてないか?
という議題なんです。今回は。
あれって小学校のお楽しみ会とか、転校生のお別れ会とか歓迎会とかでやったりしますよね。フルーツバスケット、椅子取りゲーム、ハンカチ落とし、えーっと……あと、爆弾ゲームとかですかね。
皆さんやったことありますよね?
もし知らないって人がいた場合のためにルール説明しておきます。
まず用意するのは参加人数より一つ少ない数の椅子。これだけです。これを円形状に並べて、その中で遊びます。みんな椅子に座るんですね。
つまりどのような状況においても、誰か一人だけ座れないんです。で、この真ん中で一人立つ人が、まぁ鬼みたいなもんで。この人がなんかお題を叫ぶんです。
「今日朝ごはんを食べた人!」
みたいな感じで。で、このお題に当てはまる人は、座っている席を立って別の席に行かなくてはいけないんです。で、また座れなかった一人だけ真ん中に残されるんです。それを繰り返すんですね。
最強カードとして「フルーツバスケット!」と叫ぶと全員が動かなければなりません。
このゲーム考えてた人絶対サイコパスだと思うんですよね。か、風刺家か。
だって、絶対「一対その他」になるんですよ状況として。
この構図、いじめそのものじゃないって思うんです。もっとわかりやすくするなら、人間の行動パターンの縮図。
人間ってやっぱり普通でいたいと言うか、「みんなと同じ」ってことを求めるものじゃないですか。仲間外れとか異端になりたくはないんですよね。
だから席を立って別の席に座るまで、異端になるかもしれない恐怖と戦って、無事席につけた時の安心感と言ったら……。僕はすっごく苦手でしたあのゲーム。
子どもの時の純粋な心だからこそ楽しめるものなのかなと思いつつ、純粋な子どもになんて残酷なゲームをやらせるんだと思いつつ。
これなんだか、小説にできないかなと思いました。
タイトルだけもう決めてあって、
『フルーツバスケット症候群』
短編にしようかなと思うんですけど、「……?」ってなるタイトルだとは思うんですよね。後はアイデアパクられないうちに形にしていきましょう。
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