file.4 登場人物・展開の追加

黒磯くろいそ俊哉しゅんや

 中学三年生 15歳。

 

 いじめられていた茜を救った先輩。汚い言葉が嫌い。

 言葉を喋れずに一人を選ぼうとする茜を引き留めて、一緒に過ごすようになる。


 わからないけど多分イケメン。




 舞台はクリスマス。


 先輩にいつものお礼をしようとマフラーと選りすぐりの言葉を持って、先輩が受験勉強をしている図書館に向かう茜。

 

 ⇒告白ではない。

   

  ↓なぜか


 まだ愛を伝える言葉を探していないから。


  ↓


 茜は勉強している先輩の隣に座って時間の許す限り小説を読んでいる。


 ⇒多く喋れない茜にとっての、先輩の隣にいる口実。そうやって日々言葉を探して、彼への言葉を考えている。



「探しもの」とでも呼んでおこう。




 クリスマスプレゼントと言葉を贈った茜。残り四文字となり「ばいばい」と彼に手を振る。


 ⇒後々「大好き」と言えばよかったと後悔する感じにすれば、なんかこう「言の葉の魔法」のもどかしさが出るだろうか。



 ↓


 

 言葉を伝えた先輩から逆に告白される。

 先輩からのプレゼントは栞がいいだろうか。恋蛍にかけて、雪と蛍の栞にでもしておこう。


 かなり自然なプレゼントだと言える。


 


Q.告白に添えるプレゼントにしては軽くね?


A.は? 言葉で伝えるのがこの物語の一番のいい部分なんだから、もの出来とか値段なんてどうでもいいんだよ。大事なのはハートなんだろ?




 あとは舞台細工。短編だからあんまり凝りすぎはよくないかもだが、全体的に冷たい肌触りがする感じにしようか……。




Q.冬のラブストーリーなんだから温かい方がいいんじゃないの?


A.は? 雪が降る外を眺めながらアイスを食べたい日だってあるだろ。

  • Xで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る