file.3 主人公は女の子

「言葉を伝える」という要素が必要な以上、その相手が必要になる。


 恋愛にしようか。

 魔法にかけられていると言うファンタジーな設定に合わせるのであれば女の子の方がしっくりくるだろう。



 ヒロインが200文字しか喋れないのであれば、それを描くこちらも「短編」で勝負しよう。4000~7000くらいの間に収まればいい感じ。



〈本編主人公〉


葉山はやまあかね

 中学二年生 14歳。


 一日200文字しか言葉を伝えることのできない「言の葉の魔法」にかけられた少女。本作のヒロイン主人公。



 昔はおしゃべりが好きで、魔法にかけられてしまったみたいな感じはどうかな。


 ちょっとファンタジーっぽくて、エンタメ性がある。

 その中に言葉を乱雑に扱う現代人の生肉を置くのはあり。


 ↓ となると。


 いじめ・暴言。

 この要素は必須になるかな。



[大まかな展開の形]


・茜は小さい頃、おしゃべりが大好きだった。


 ↓


・ある時、言の葉の魔法にかけられて喋れなくなる。


 ↓


・たくさんいた友達は彼女の元を去る。

 

 ↓


・茜、根暗な女の子になり果ててしまう。


 ↓


・いじめられるようになる。

 ⇒昔は大好きだった言葉に毎日のように傷つけられると言うのはかなり強烈なアクセントかも知れない。


 ↓


・恋の相手が助けに来てくれる。(この時点ではさすがに他人)

 ⇒女子のいじめに入って来るぐらいだから、先輩とかでもいいかもしれないね。


 ↓


・一日の200文字を届ける相手を見つける。




 だいたいこんな? 

 細かいところはどうとでもなるとして、後は先輩と魔法の組み立てかな。

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