想像するだけでゾクゾクするような結末だけが無機的に書かれています。読者に白紙の部分を残してくれた作り方が最高でした。ここから新たに始まるホラーがあらわれそうな気すらしました。
ミステリーとホラーが好きです。「十角館の殺人」を前情報無しで読んで打ちひしがれた、幸せな読者です。 基本、好きなお話を読み散らかしてるだけなので、読み返しなど…
どのお話にも疑問や不思議があり、読後に消化不良の恐怖が残る面白さがあります。最後まで解けない謎がより一層この怪談をリアルなお話にしていると思いました。ホラー好きさんにとてもおすすめの作品です。
なにかがあったという未明の不気味さに背筋を冷やしながら一気に読み切ってしまいました。この短い文章でここまでの不気味さを表現できるということに感動すらしてしまいます。ただし今日、いえ昨日ですね、の…続きを読む
ホラーのジャンルに得てして付き物の「なぜそうなったのか」、「これからどう立ち向かうのか」という憑き物落としは、読後感を良くするかわりに納得感や安心感を与えてしまいます。遠慮なく怖がりたい、というとき…続きを読む
ホラーの美味しい所だけ書いてる小説・・・ではないです。どちらかというとバットエンドになった世界の日常を描いているという印象です。不気味で奇妙というよりは理知的で邪悪。次の作品が見たい!!!
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