書き綴るだけの物語の最大の欠点が見てくる。

この物語作りは建設業に似ている。いや、ものつくりのプロセスは底辺にある基礎からピラミッド方に狭め最後に頂点を極め完成の域に達する。
それ迄に至る経過は作業で張り、発想や構成ではないと思う。

フイルムアート社での発行するカクヨムでの投稿企画。
まずは一番 最初に作り上げる基礎の土台つくりの部分を記しているが、今回の
「キャラクター設定」に関する考え方は、なるほどと言う共感出る出来る部分が多々ありました。

主人公を固定化するのではなく、周りの優位なキャラクターたちが、枠を狭め、結果該当する人物が主人公として成り立つ土台構成と言う案も、一風の流れとして成り立つのではないかと言うひらめきも得ることが、今回の投稿を読ませていただいて思い付きました。

基礎の型。この型をいかにアレンジできるかが、ファーストステップなのか。と言う問題定義も生まれますけど、それが逆に言えば書き手にとっては面白さでもあり、物語をを構成する上での醍醐味でもあると思います。

新築の家が完成しそのオーナー(依頼主)は外観を見て納得し、初めて入る玄関で感激と期待感を得る。
家の内部を見渡し、納得いく出来栄えであれば感嘆の想いと言葉がおのずと口から出る。
全てが順調うであればキャラクターの個性は生まれない。だがここで問題が発生すれば、心理の……。当人の想いが湧き、口にする。
ここで、そのキャラクターの本位の姿が垣間見ることが出来るようになる。
その描写をいかに表現するかがポイントでもあると思います。
そして、それを受ける施工側。視点を変えれば施工側もこの題材の中核をなすキャラとしてなりうる存在でもある。

そこから繋がる感情が仕事でつながる人々の存在を受けうつり、個性あるキャラが生み出されるのではないのかなぁって思いますねぇ。



こうなれば、この家のオーナーは一主人公であるように感じるが、キャラ特性を追うと、その性格などを底辺の基礎で明記する必要性が大いに出てくるという事ですかねぇ。弱ければ主人公であるがゆえにストーリー構成を変化しなくてはいけなくなる。……。

ちょっと長文になりましたので、これにて失礼いたします。
これからも読ませていただきます。

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