通学中にみかけた想い人に声をかける。ストーカーチックな展開ではらはらさせつつ、古典的な「姉弟」オチをクロスさせることで、ふんわり着地。読後感がよいです。
弟さんグッチョブ!!弟がいなかったら結ばれていなかった恋。これからすれ違いが起きても弟さんが助けてくれるでしょう。一目惚れから始まる恋も一興。毎日見かける名も知らぬひとに想いを馳せて。名前を知ったときの反応が可愛かったです。
とってもピュアな片思い。見つめるだけで幸せ。声を聞けたら幸せ。近くを通れたら幸せ。そんな幸せを満喫しているのに、弟が手伝いという名の邪魔をしてくる。でも、恋は一歩を踏み出さないと始まらない。弟に背中を押されて、踏み出したその先は……。甘~いお話に、にまにましてください。
こんな出会いを求めている女性に贈る物語。想いは募るし、気持ちは先走る。ああ、どうしたらいいんだろう。でも……。私なんか。と、思って何もしない。遠くからただ見つめるだけで終わってしまう恋をつかみ取る。そのためにはやっぱり一歩踏み出すしかないんだよね。ダメでもいいじゃん!何もしないより行動して駄目だった方が……傷つく悲しみはあるけれど……。でも後悔を引きずるよりはよっぽどいい。さて、その結果は……。最後まで読んでほっこりしてくださいね。
主人公は高校二年生の女子高生。春から弟が同じ高校に通っている。仲の良い姉弟は、いつも一緒に通学していた。 主人公には気になる人がいた。かっこよくて、つい見とれてしまう。そんな姉の様子を見た弟は、姉のために奮起する。そして彼がバンドをやっていることを突き止め、イベントの会場に乗り込もうとするのだが……。 弟に背中を押された主人公の恋の結末とは? 人が人を好きになる。 たったそれだけ。 でも、それがこんなにも温かい気持ちにさせてくれる。 是非、ご一読ください。