幼い恋心と悠久の想いが紡ぐ切ない物語

神秘的かつ幻想的な東洋の雰囲気に、終始惹き込まれました。短編ということを忘れるほどの壮大なスケールを龍神族というファンタジー設定が補っており、非常に読み応えがありました。

「独りでなく、そなたと共に生きたい」

終盤のこの台詞一行から、今まで溜め込んでいた黎月の溢れる想いを感じれた気がしました。言葉選びも美しく、非常に丁寧な文章でした。

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