後出　書

まるとの出会いを通して感じたのは、著者とそのご家族のお人柄。実体験をベースに書かれているということもあり、非常にリアルに。そして自然に物語に入り込むことができました。まるで、私自身…続きを読む

神秘的かつ幻想的な東洋の雰囲気に、終始惹き込まれました。短編ということを忘れるほどの壮大なスケールを龍神族というファンタジー設定が補っており、非常に読み応えがありました。 「独り…続きを読む

粗製乱造の異世界ものとは一線を画しているのは、主人公の設定に現実味が溢れていること。導入からすぐにファンタジーであることを忘れさせるくらい哀愁が漂っている事に加えて、自己投影し易い…続きを読む

どこか暗く、薄闇に微睡む海の青。燦然と輝く月光を反射させる白く眩い青。魂の船渡しアオイの持つ悲しい宿命と彼女の織りなす切ない想いが最後まで雰囲気を途切れさせることなく、あまつさえ心…続きを読む

所謂、昨今流行りの〝なろう系転生もの〟とは違い、傭兵が日本人の少年になるという珍しい題材。文章も読みやすく、きちんと東欧、ユーラシア国境付近の情勢にも造詣が深いので個人的には非常に…続きを読む

現代人が異世界へ転生するのがセオリーですが、これは異世界の住人がこちら側。つまり、現代へやってくる逆パターンのお話。舞台が現実世界寄りなので、内容がスッと入ってきやすいです。あと、…続きを読む

髪を伸ばす手法を魔法が担う点に目を付けたのは面白いと思いました。冒頭の流れからシャルルが身代わりになると予想が出来たのは、おそらく私が過去に鏡音リン、レンの「悪ノ召使」を聴いたこと…続きを読む

悲惨な生い立ちの主人公が異世界にて魔王に乗っ取られる話……では終わらない。 魔王の魂は主人公の内側で死滅し、自我を取り戻した主人公を待っていたのは異世界での生活と魔王としての責務。…続きを読む

この世はいつでも表裏一体。光があれば裏には闇があるのは道理。勝者の影には敗者がいるように。夢のような奇跡も決してタダじゃないし、永遠には続かない。悲しく陰惨な終わりだってある。非現…続きを読む

成り行きで争いに巻き込まれた主人公と、復讐に燃えるヒロイン。それら様々な因果を繋ぐデバイスツール、プロメア。 アニメなどの映像映えしやすい作品かと思います。個人的に犬飼みたいな人間…続きを読む

恋人、遺産を奪われた主人公が成り上がっていく王道なストーリー。登場人物たちの行動の裏にある思惑が、一概にも悪一点だけじゃないという点は面白いと感じました。また、欲を海水を飲むことに…続きを読む