坂バカ女子に困難《のぼりざか》は、つきものです！

近年、弱虫ペダルの影響が非常に大きく、ロードバイクを始める女性が増えてきました。中でも、主人公の小野田坂道ばりに坂を無心で登る女性のことをいつしかこう呼ぶようになりました――『坂バカ女子』と。

冒頭、主人公はロードバイクの練習中に落車してしまいます。動けなくて途方に暮れていたところ、偶然通りかかった車のドライバーに主人公が助けられたところから物語は動き出します。

元々、元彼と一緒に始めたロードバイク。その男と別れてからも、彼女はロードバイクを続けていました。ロードバイクが繋ぐ縁の行方を、あなたも是非確かめてみてください。

　アラサー女子の詩織は、ロードバイクで山道を走るのが日課。それは趣味というより、上り坂という困難に挑む一種の抗いかもしれません。
　そんな彼女があるアクシデントで出会った男性。でも、不器用な彼女は、坂道に抗うことしかできません。
　果たして、この恋の行方は？
　この坂道をのぼった先にあるものは何か？

坂道を登るととあるお店が見えてきます。そのお店は陶芸。彼女と彼は巡り会い、そして……。
ぬーさんは優しい人で、怪我をした彼女を病院に運んでくれます。そんな彼と彼女との関係性が楽しめました。