こわさってなんだろう。緻密に組み立てられたプロットからも出てきますし、ぎゅうっと凝縮された140字からも、同じレベルの恐怖がでてくる。たかが140字と思うなかれ。背筋がぞっとするものから、生理的にぞわぞわするものまで。『呟怖 ー140字の恐怖ー』は、各種の怖さが、さりげなく陳列されているショーケースです。うかつに手を出すと、戻れなくなりますよ。
だいたい、ホラーがなぜ怖いか。長編だと、長いほどその本と共に過ごす。時間が長いと、心に残る。でも、ショートショートだとサクサク読めるし、共に過ごす時間が短いので、ホラーが苦手な人もいいんじゃないですか?でも、ホラーの「怖い」と言う長所はおさえてくれているので、苦手な人も好きな人も楽しく読める、ホラーです。
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