第6話 帰る場所
視える友達と、たまたま街から外れた裏通りをここを通りかかった。人通りはない、だが友人は目を細めて楽しそうに呟く。
「沢山いるねえ、室外機2つの上にお爺さん、手前の台?かな、そこに4人のお婆さんが談笑してる。いいね、霊の談話場所なんだね。」
そうか、死んでもここに戻ってきてもいいのか。死ぬのも悪くない。
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