概要
近いようで遠い星、地球
遠い未来。人類は月に移住し、地球は宇宙船旅行で行く場所となった。
宇宙船ステーションのカフェで働く「私」は、ある常連客の女性のことが気になっている。もしかすると、彼女は……?
※自主企画「月が綺麗ですね短編」用に書いた作品です。
宇宙船ステーションのカフェで働く「私」は、ある常連客の女性のことが気になっている。もしかすると、彼女は……?
※自主企画「月が綺麗ですね短編」用に書いた作品です。
おすすめレビュー
新着おすすめレビュー
- ★★★ Excellent!!!巧みな伏線が張り巡らされた不思議な物語
本作は、作者自身が企画した「月が綺麗ですね」という台詞を必ず散りばめる約束事の元に描かれた作品集の中の一つだ。
一部の記憶が欠落したまま、それでもフォトスタンドに残るその女性と巡り合うことを期待して月上の宇宙ステーションのカフェで働く主人公十字屋透と、そのフォトスタンドの女性、透が「秋さん」と呼ぶ女性=薫「偶然」巡り合う物語。
世界観はまだ2000年代であろうか、まだ22世紀を跨がない時代設定のような気がするのは、ところどころに散りばめられた現代社会に存在する概念の言葉、例えば携帯端末、1LDKなど。月の宇宙ステーションと現代風の描写のミスマッチがとても面白い。
スーパームーン…続きを読む