概要
「自分のことは、自分でカタをつけな。自分に納得出来るように」
流浪者の侍である喜六は、メシが欲しいと小梅に懇願する。しかし、小梅には、「悪いけれど、あなたに渡せるほど、こちらには余裕が無いのよ」と断られてしまう。この國は、どうやら殿が民から異常な程の作物を徴収しているようだ。そして、小梅のもとへ、殿の遣いが送られてくる。聞けば、一週間雨が降らなければ、小梅を雨乞いの儀式の生贄にするとのこと。これが、桃の國での話の始まりだ。
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