ドラッグストアで働く日芽子は、月彦という美しい人と知り合い、お付き合いに発展します。 性別の垣根を越えた二人の愛と絆は時に微笑ましく、痛々しく。 箱庭のような居心地の良さに、夢と現を忘れそうになりました。
フロリダ生まれ浅草育ちです。おっさん。
自分や他人のなかの女性性や男性性に抵抗感を持ち、中性的な存在に惹かれる語り手・日芽子。彼女は、女性であることを拒否した男装の麗人・月彦と恋に落ちます。互いを完璧に補完しあう唯一無二の二人のあいだ…続きを読む
ドラッグストアで働く主人公の日芽子が、男性の心と女性の体を併せ持つ月彦と出会ったことで動き出す物語。拒食症や性の認識といった、遠いようで手を伸ばせば届きそうなところにある、私たちにとってもリアリテ…続きを読む
ドラッグストアで働く日芽子が出会ったのは、女性の身体に男性の心を秘めた美しき花・月彦。月彦はアノレキシア(拒食症)。身体にほんの少しの肉をつけることさえ拒絶し、ゼロカロリーのゼリーばかりを口に…続きを読む
タイトルのセンス。アノレキシア、一般の呼称は拒食症。作者様はいままでの作品のよさがこの作品に表れている気がします。今回は実在の病気をベースにしているので、より身近にリアルに感じます。性同一…続きを読む
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