花は美しく、それでいて不器用なふたりの話

ドラッグストアで働く主人公の語りは、儚くも愛しさに満ちた語り口。
彼女が出会ったのは、「アノレキシア」という別名を持つ拒食症の月彦。
月彦は繊細で、壊れそうで、何処か危うさを持つながらも、主人公を愛してやまない。
二人の不器用な思いやりと愛が、少しずつ育まれる本作。

わたしはこの分野の物語を読んだことはなかったのですが、語り口の穏やかさと柔らかさに惹かれ、毎日更新を楽しみにしています。

ふたつの小さな花が、これからどんな変化を起こすのか。
今後も楽しみにしています。

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