奇抜な発想で語られる王子の冒険譚。えっ、王子自身がダンジョン?!

 最初は無能だった、魔法王国の十三番目の王子。
 あまりに貴重な固有スキルが発現し、つい、深く考えることなく、王宮の皆の前でそれを披露してしまいます。

 大事にされるのか、と思いきや、皆が目の色を変え、他国の間者までも王子の力を我が物にしようと画策するようにな事態に。
 みんなの争いのもとになってしまったのです。

 王子の力を手に入れて、権力争いに勝とうと荒れる王宮。
 両親である王と王妃さえ、ついに王子をただの道具として使うようになりました。
 ひどい扱いをされ、こき使われる日々。

 でも、解放のときがやってきます。
 解放された王子のこれからの運命は……

 奇抜な発想で語られる王子の冒険譚。
 えっ、王子自身がダンジョン?!

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