独創的な設定と個性的な登場人物が奏でる協奏曲

主人公はその昔、王子様だったのに今はダンジョンです。
生きている生物のような意志を持つダンジョンやダンジョンを運営するお話は数多あれども主人公自体がダンジョンという設定は見たことがありません。
それだけでは設定が独創的で特殊なところだけが目を引くと思われてしまうことでしょう。
ですが、それは誤りです。
この作品に出てくる登場人物が誰しも個性的かつユニークなのです。
彼らは時にちゃめちゃな行動を取りますが、それがしっかりとした筆致で描かれているのですんなりと独特の世界に引き込まれていくこと間違いなしです。

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