概要
――――さあ、踊って。
人工知能と僕の話。
第一回神ひな川小説大賞参加作品です。
第一回神ひな川小説大賞参加作品です。
おすすめレビュー
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- ★★★ Excellent!!!超えられないはずの壁を飛び越えて辿り着いた先と、明けない夜のお話
肉体を持たない人工知能の少女と、彼女に魅せられた『僕』のお話。
約3,500文字とコンパクトなお話で、その分量通り非常にシンプルにまとまった小品なのですが、にもかかわらず意外と食べ出があるというか、咀嚼すればするほど味わいが出てくるお話です。
物語の芯がしっかりしているというか、見方次第で結構いろいろな意味を読み取れそうな物語。個人的にはジュブナイルとして、少年の冒険物語のような感覚で読みました。設定そのものはSFなのですけれど、なんとなくファンタジーのような読み心地。
お話の筋はシンプルで、ディスプレイの向こう側の存在である『彼女』に、主人公が現実世界での依代を与える、というもの。…続きを読む