設定を上手く活かした、ビターな青春譚。

記憶に関する新技術が一つの大きな要素となっている物語です。

自らを嫌い、「別の人間になりたい」という願望を持つ主人公は、その新技術の臨床試験を志願します。

はたして彼は、その望みを叶えることができるのかーーーー?

その部分についての着地点が、個人的にとても素晴らしかった。


また、この話には恋愛的な要素もあるにはあるのですが、かなりビターです。最初から主人公が好意を持たれている話とは、まったく違う体験ができるのもオススメのポイントです!

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