まるで映像を見ているかのような圧倒的描写力

作品に応援いただいたご縁で、この物語に出会いました。更新分まで読み終えましたので、レビューさせていただきます。

突如として主人公らが「奇跡館」と呼ばれる建物に閉じ込められ、特異な能力を持っているところから始まる物語。

閉鎖空間に閉じ込められた彼らは、脳内に響く声によって、最も優れた一名だけがここを去ることができる、と告げられます。

そんな彼らの物語である本作の魅力は、なんと言っても描写力。主人公らのいる「奇跡館」の様子から、部屋の内部に置かれたものまで丁寧に、しかし読みやすく書かれています。
その為、彼らがどんな場所にいるのか、どう戦っているのか、相手はどんな様子なのかが頭の中に映像となって思い起こされます。私の語彙力では、凄い、の言葉しか見つかりませんでした。

そして物語が大きく変化する、第一章のラストから第二章にかけて。第二章からはテイストが変わり、物語が更に深まっていきますが……この先は、もちろん本編で。

他の皆さまも是非読んでみてください。

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