最期の愛
saw
愛しい君へ
ごめんね。
この手紙を君が読んでいるという事は、僕はこの世にはいないんだろう。
なんてね、一度言ってみたかったんだ。
生きているって素晴らしい事だよ。
今日は君に愛を伝えたくてこの手紙を書いたんだよ。
何があっても僕の中で悔いが残らないようにね。
だから君にはちゃんと想ってる事を伝えなきゃいけない。
どうやら僕の病気は思ったよりも悪くなっているらしい。
もうどうだっていいんだけどさ。
君と出会ってからは幸せな事でいっぱいだった。
花見をしたり美味しいご飯を食べたり色々したよね。
覚えてるかい?
ほら、僕が君に告白してOKを貰って付き合ったんだ。
僕は君と付き合えて本当に良かった。
君はそうは思っていないかもしれないけど、
君は本当に魅力的な人だよ。
本当に病気になってすまなかったと思っている。
君を不幸せにしてしまった。
全てがそれのせいではないけれど、
君の傍に居てあげることができなかった。
それが一番の後悔だ。
きっと君はもっと素敵な人と付き合うべきだったんだ。
そう言うと君は怒ったね。
僕が君にしてあげられることは一つもない。
君が何を望んでるのかは知らないけど、
君も幸せだったらそれが何よりだと思っているよ。
僕は君といれてとても幸せだった。
そんな事ばかり言っていても飽きてしまうからなるべく簡潔に言うね。
僕にとって君は何よりも大切な人だ。
どうか幸せになってくれ。
下から読んでみてもいいかもしれません
最期の愛 saw @washi94
★で称える
この小説が面白かったら★をつけてください。おすすめレビューも書けます。
カクヨムを、もっと楽しもう
カクヨムにユーザー登録すると、この小説を他の読者へ★やレビューでおすすめできます。気になる小説や作者の更新チェックに便利なフォロー機能もお試しください。
新規ユーザー登録(無料)簡単に登録できます
この小説のタグ
関連小説
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます