変遷と再生。そこには、物理的な目標だけでなく人生の教訓も混ざっている☆

自分、娘、そしてお孫さん。血は争えないというイメージを引きずりながら読み進めていくと、ポッと光った蛍の存在で「新しい」ものを築き上げていこうという爽やかなシーンに突き当たる。武蔵野を育んできた自然は時代と共に変遷したが、蛍を増やすという目標ができたことで、武蔵野の自然もまた自ずと変化していくんじゃないかと、前向きなイメージを持たせてくれた素敵な作品。

「環境を変えれば自然も変わる=自分も変われば新しい人生が見えてくる」

限られた文字数の中で、無駄なく自然と心の持ちようが表現されてて、一度切りならず何度も往復して読み返したくなります☆

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