未来の後ろ、過去の前

本作は大学を卒業して就職したものの、周囲と歩調が合わずに辞めて引きこもりとなってしまった青年が、林業と出会い再生していく物語です。
輝かしい未来を夢見ることも、過去を振り返り反省することも、どちらも大切で正しいことです。しかし、得てして正しいことが最適手であるとは限りません。そして、ダメだ、失敗だと論じるだけでは、問題は解決されません。
林業に従事する職人の言葉を通して、今をどう見つめていくのか、或いは今とはどこにあるのか、考えさせられる作品です。

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