第33話 訪れる嵐(一)への応援コメント
熱い展開。
切れないならもっと強く切るって思想好き。
作者からの返信
ありがとうございます。
迷わず、疑わず、諦めない心があれば、大体なんとかなる理論。
何を相手にしても「超頑張ってどうにかする」を貫くことがセツの命題となっております。
第30話 八幡太郎(三)への応援コメント
義家君の前のせいかセツ君が大人にみえる……
ってか義家も大概脳筋か……
第20話 とある因果(下)への応援コメント
>一太刀で殺せないのなら。
――死に絶えるまで、数百、千と斬れば良い。
セツ君たら脳きーん!
すごい好き。
作者からの返信
ありがとうございます。
冴えわたるNOUKIN!! 超がんばれば何とかなる理論で押し切るマンです
第48話 星の煌めきへの応援コメント
二度読み直した次第で、やはりとても美しいお話でした!!
登場人物が皆、様々な事を思考して、正しいと思う行動を選択しているので、非常に納得できるし、同時に武家社会的な思想や文化なんかも趣深く、色々検索して知らない事を調べたりしつつ読む事が楽しかったです!!
しかし一度読み終えた筈なのに、途中の展開や人名を失念していたり(安倍頼時さんとか)、自分の記憶力にかなり不安を覚えたのですが;二度読み直しても新鮮に楽しめたので、得したのだと思う事にしたいです><
あとはもう、セツくんと五夜ちゃんの微笑ましい感じがとても良かったです!
道世さんの飄々とした佇まいも格好良いし、みんな格好良かったなあと思う次第。
とにかく本当に名作でした!!
作者からの返信
ありがとうございます。
読み直しまでして頂いた上、たくさんの感想、本当にありがとうございました。
こちらこそ、毎週のように頂ける感想をとても楽しみにさせて頂いておりました。
色々と行き当たりばったりで書いた話でしたが、楽しんで頂けたのなら何よりの喜びです。
セツと五夜に関してですが、私が書けるボーイミーツガールはあんな感じで一杯一杯……微笑ましく感じて頂けたなら、やったぜ!とガッツポーズする所です。
道世に関しては、あんまり活躍させられなかったなと、ちょっと心残りがあるところ。
全力を出せるとセツが何かする前に話が終わってしまいかねないため、太郎坊の操縦をしないといけないとか、現場にいない(式神越し)とか、洛中にいるので大きな術が使えないとか、色々と割を食わされていたりします。
十二神将とか召喚して、巨大怪獣VS機巧兵器とかやってみたかった…
最後までお読みいただき、本当にありがとうございました。
第30話 八幡太郎(三)への応援コメント
「船から船に飛び移って戦うような酔狂者」(笑)
私、学生時代に源頼光の伝説を研究したので、源氏関連についてはいやというほど資料を漁ったのですけど、覚えのある人名や単語がたくさん出て来て面白いです。伝奇界ではネタの宝庫の時代ですけど、一般的にはマイナーだと思うのですよね。なので、この作品に出会えて嬉しいです。
義家のキャラいいですね。かしこまってるセツもこれはこれでカワイイので、この後態度が改まってしまうのかどうなのかドキドキ。
作者からの返信
ありがとうございます。
自分なりに調べたりはしましたが、あまり知識に自信がないため、源頼光や安倍晴明達といった有名どころがいなくなった後、かつ院政開始前、みたいなマイナー時代を選択したのが本作となります。
……書き始めてから八幡太郎というビッグネームの存在に気がついて頭を抱えたのは内緒デス。
義家のキャラについては、情深く真っ直ぐで闊達な少年としての顔と、シビアで容赦のない武家の御曹司としての顔の二つを併せ持つように出来ればと書いたつもりですが……多少なりとも表現できていればとても嬉しいです。
引続き、お付き合い頂けると幸いです。
第47話 鬼神への応援コメント
神龍様の別れ際の言葉は、このお話に掛かっていたんですね>< そしてこの決闘シーン、やはり格好良いですねえ・・・。一瞬この、恐怖心やら焦りやらをどんどん捨ててという下りで、体捨流っぽいのかなと思ったんですが、実際には逆薙ぎから袈裟掛けに繋いだ二連撃という、そして人であってもきっちり斬るところも含めて、凄いなあと思う次第です。
作者からの返信
ありがとうございます。
二章で生じた縁の決着と、三章で成功したような失敗したような微妙な所のある二連撃のリベンジと、両章の決算ということで、セツに頑張ってもらった話となります。
情けとか躊躇は、真っ先に不要と切り捨てられているので、殺る気スイッチが入ったセツは、人間だろうと怪異だろうと区別しません。キリングマシーン!
こうした戦闘に要らないものを余分を切り捨てていくあり方は、セツ個人の特徴なので流派的なものではないようです。
武芸特化でだった彼が、京で色々と経験を積んでいくことで、その辺りも変わっていくのかも知れませんが、どうなることか……
第46話 思い描く未来への応援コメント
蒸気砲の一撃で消えた侍たちの事を思うと、義家さまで無くとも、何とも言いようの無い気持ちになりますね;結局の所、武器の発達は、より遠くから、より安易に対象を鎮圧するという目標に向けて進化しているわけで、その分野が行くところまで行ってしまうと、磨かれた武技が無意味になってしまうという、なんというか血生臭い戦場で唯一残った礼節みたいな物が無くなる様で、悲しい感じなのかもです。
作者からの返信
ありがとうございます。
鍛え上げた肉体も積み重ねた技も、音よりも速く叩き込まれる鉄塊相手ではどうにもならない哀しみ。
……弓で似たようなことをやりそうな鎮西八郎とかいそうですが、時代が違うのでセーフ!
義家は、未来の戦を垣間見たようですが、実際のところどうなるのか…
第45話 夕虹(下)への応援コメント
この最後のシーン、五夜ちゃんの事は既に伝えているし、事件についても不問にすると言っているし、龍神様がなんと言っていたのだろうと考えていた次第で、やっぱり五夜ちゃんの事かなあと。セツがあんまり解って無さそうなので、娘の父親としてなにかこう、立派な事を言った的な。
作者からの返信
ありがとうございます。
龍神様は、今回の事件について人間そのものに対して悪感情は抱いていませんし、連帯責任だーみたいなことを言うつもりはないので不問としています。
が、だからといって自分に色々やらかしてくれた下手人達に対して何も思わないわけではないので…
つまり、自分に色々やらかしてくれた連中に対する、ささやかな意趣返しとして一言告げた感じです。
第44話 夕虹(上)への応援コメント
一か八かの大勝負だけど、技術と勇気と根性と名刀の力で勝率を底上げして挑むという、冒険の締めくくりに相応しい大一番という感じで、このシーン非常に良いです!><
作者からの返信
ありがとうございます。
太郎坊からのダイブ、空を断つ一閃と、序と第一章の決算的な感じでセツに頑張ってもらいました。
よく考えると、作中で唯一、妖や機巧兵器を斬り伏せる以外の目的で剣を振ったお話だったりします。
いえ、取りあえず斬って解決しようという姿勢に変わりはないのですが…
第42話 武士と陰陽師(中)への応援コメント
ここで使われる九字真言というやつでしょうか、時々漫画やなんかで見掛ては格好良いなあと思いつつ、どういう意味か解らなかったのですが、このシーンを読みながら改めて内容を検索したりして、何事か大事へ挑む時に使う真言なのだなあと考えたりしていた次第です。そして真火筒、これは神龍さまで無くても呪われそうな危険なアイテムだなあと思った次第で、機巧兵器に乗り込むと寿命縮みそうな気がしました><
作者からの返信
ありがとうございます。
九字法に関しては、煩悩、魔障など一切の悪魔を降魔調伏し、災難を除く力を持つとか何とかで、とりあえず何か困ったらやっとけば良いくらいのふわっとした理解をしていますw
本作で道世が使ったのは、九字を切った後、さらに十字目を唱えたり手の中で書いたりすることで、様々な効果を得るものとなります。
「天」は、仏神や高位の人に力添えを願う際に追加するとか…
今回は、「龍神様を拘束するような不遜な真似をするけど、どうか許してね」的な意味合いを込めて「天」を追加しています。
真火筒については、普段は完全密閉なので呪われることはありません!多分
元々、退治しても強力な怨念を残すような大妖を、その怨念ごと完全焼却するとともに、その際の熱を蒸気機関に活用しよう! という素敵コンセプトによって生み出されたものなので、きっと大丈夫です!
第41話 武士と陰陽師(上)への応援コメント
機巧甲冑を装備しているとはいえセツが苦労した鉄蜘蛛に圧勝する徹さま、渡辺家の武士すげえな! という感じで非常に格好良いです! 蜘蛛の高さが4.5mほどなら、脚の長さを含めると左右に10mくらいありそうで、良く向かっていけるなというサイズを想像する次第。
陰陽師たちの頑張りですが、陣頭指揮を執っているっぽい道清さんが既に苦しそうな状態という、他の陰陽師たちは大丈夫だったんだろうかと、或いは二人掛かりで一体の式神を操ったりして、負担を軽減していたのかなと想像していた次第です。
作者からの返信
ありがとうございます。
機巧甲冑自体が、機巧兵器キラー的な思想で作られたものであるため、相性もあって瞬殺、という結果になっております。
なお、機巧甲冑の使用を認められた滝口武者の皆さんは、全員が徹と同じ事ができるため、滝口超ヤバイ。
陰陽師の皆さん達についてですが、道清さんの力量は確かに十分に高いものの、他の陰陽師を圧倒するほどの差はなく、経験と研鑽を積み上げた年長の陰陽師相手だと普通に負けたりします。陰陽寮ヤバイ。
家柄的なものがなければ、今の若さで陣頭指揮を執るような立場になれたかは微妙なところ。
そのことを本人も痛感しているため、賀茂光榮の再来とか言われると唾を吐きたくなるようです。
結論、朝廷ヤバイ。
第40話 颱風(下)への応援コメント
五夜ちゃんの中でセツくんの存在が大きくなっているのが非常にこう、良いなあと思う次第です!><
作者からの返信
ありがとうございます。
乗り物をぶっ飛ばし、ヒロインを攫いにいくのは、ボーイ・ミーツ・ガールもののお約束、ということでこんな感じの話になりました。
五夜にとっては、見知らぬ土地で途方に暮れかけていた所に出会って、彼女的に結構キツい対応したのに親身になってくれた男の子なので、まあ、相応に……
第39話 颱風(上)への応援コメント
雨除け乾燥の術、地味だけど秘術として人々に愛されそうな術だなあと。
そして、ここで龍を鎮めるべく太郎坊を飛ばそうと、何人もの名も無い作業員が協力して作業しているシーン、道世の先々を考えて適切に動く様子や、少し前にあったシーン、町のインフラ蒸気配管の修理している作業員を徹様がそれとなくチェックして褒めているシーンとも重なる様で、セツの少し至らない少年っぽい部分との対比になっている感があって、そういう部分が成長の伸びしろなのかなあと思うと、非常に少年漫画的で良いなあと思う次第です。
作者からの返信
ありがとうございます。
雨避け乾燥の術は、お付きの術士を抱えている殿上人愛用のものでしょう。
作業員の皆さんに関しては、一人で何もかも解決できるほど世界は狭くないし、軽くもないよということで出てきて頂きました。
個人レベルの戦闘ならどうとでもなっても、都市丸ごと巻き込むような騒動になると一人でどうにかしようというのが大間違い。
本来、部隊単位での戦いとなるだろう対機巧兵器戦を、個人でどうにか出来るセツだからこそ、そういうことを理解しておかないと、いつか致命的に道を踏み外すことになるんだろうな~とか思いながら書いたお話でした。
後、緊急時にテキパキ動く作業員って格好良いよね!
第38話 かみなり(下)への応援コメント
武士の世界の人間関係を考えさせられるシーンで、ここで上手く伝えられないセツくんの真っ直ぐさも好きなんですが、やはり上手く言えなければ世の中渡り難いのだなあと思う次第。セツの事を良く知りつつも武士だけにそういう所で曲げない徹様、あとの事を思えばセツの為にもならんので、何らかの厳しい処罰が課そうという感じだったのかなと。
作者からの返信
ありがとうございます。
道世のフォローがなかった場合、下手をすると渡辺一党から放逐されていました。
(そうでなくとも、セツ自身が顔向けできないと家から離れることに)
「~~という事情があって、自分はこうしたい。でも、××という状況を考えると難しいですかね?」的な相談をしたり、素直に助けを求めると、相手も何かしら理屈をつけてOKを出せないか考えてくれたりします。(駄目なときは駄目ですが)
だから、一人で抱え込まずにちゃんと相談しようね、という話でした。
個人的には、若者の暴走を叱りつつ、裏で上手いこと理屈をつけて良い感じに落としてくれる大人というのがとても好き。
編集済
第37話 かみなり(上)への応援コメント
以前書いたかもですが、ここに登場する吉次さまが京を荒らす黒幕だとして、守任さんの「守るべき」直接の上司とは違うなと思いつつ、守任さんが実際に仕えていたのは誰だったのかと、色々と考えておりました。
作者からの返信
ありがとうございます。
吉次の言う「守るべきは誰か」についてですが、こちらは特定の誰か(主)ではなく、故郷の民のことを示唆しています。
吉次の策は、故郷に脅威となっている人物の力を削ぐ、故郷の脅威の大元たる京を混乱させる、京の切り札たる機巧兵器への対抗手段を自分達も手に入れる、といった狙いを持っています。
このため、京の人々を慮って何てことするんだ!と怒る守任に対し、「お前はどっちの味方だ」と返した形になります。
守任が実際に仕えている主に関しては、彼の故郷を守る武士達の頭領と考えるのが自然でしょうね。
第36話 訪れる嵐(四)への応援コメント
この大鉄牛の動力源に神龍を使っていたという、罰当たり極まれりという感じですが、牛の側が経年劣化しない限りは延々と動きそうなので、兵器として非常に優秀だなあと思う次第。絶対にバチが当たりそうですが。ここで五夜ちゃんを送り出すセツくん、非常に格好良いですね・・・セツくんは絶対、モテモテ王になる素質がありますわ。
作者からの返信
ありがとうございます。
機巧兵器は、石炭に相当する燃料がアレなため、水さえあれば年単位での稼働が可能である一方、十分な水がないと、機関部の温度が上昇し続け、大変危険なことになります。
特に熱し続けられ超高熱となった金属部分に何かの拍子で水が触れたりすると、水蒸気爆発が生じ……自爆装置完備ですね!
セツに関しては、本当は五夜と一緒に行きたかったようです。
おかげで、珍しくやらかしたようです。やはり感情は不要……
第35話 訪れる嵐(三)への応援コメント
五夜ちゃんが人では無さそうな気配を感じつつも、あんまり気にしない辺りに義家さまの懐の深さというか、剛毅さが感じられますわ。
作者からの返信
ありがとうございます。
ワケ有りなのは仕合の条件決めの時に分かっていたので、今更立ち入ることではないよね的な懐の大きさが三割。
セツが何も言わないのなら、特に問題はないのだろう的な会って間もないのに微妙に重たい信頼が三割。
何か問題があれば斬り捨てればイイヤ的な武士思考が三割となっております。
第34話 訪れる嵐(二)への応援コメント
力押しの鬼を上手く絡め手で下すという、非常に格好良いシーンです!! 蒸気噴射で直線的に移動する所を引っ掛けてひっくり返す所も、ギミックが活かされてて良いなあと。しかし義家様、そもそもの腕力が凄いという、技術も相まっての事かもですが、セツと年齢が同じくらいと考えると、想像していたよりゴツい感じの少年なのかもと思った次第。
作者からの返信
ありがとうございます。
後退に合わせて太刀を振るい、首を刎ねるところまで書いてから、「…いきなり殺しにかかっちゃダメだろう」と、ワンクッション置く事になったのは内緒デス。
本作での義家は、三人張の弓を普段使いにするような人なので、筋力は相当強いです。当然、体つきもそれなりにしっかりしているハズ。
将来は、これぞ武士と言わんばかりの偉丈夫になるでしょう。
第48話 星の煌めきへの応援コメント
完結おめでとうございます。
大変楽しく読ませて貰いました。
気持ちの良いボーイミーツガールでした。
平安時代の武士物はもっと流行ってもいいと思います。
次回作も楽しみにさせていただきます。
作者からの返信
ありがとうございます。
平安時代ものになると、どうしても陰陽師の方を主軸に置きやすいので、武士主体の話は中々難しいんだろうな、と書きながら思ったところです。
(本作を平安時代ものと言って良いのかは甚だ疑問ですがw
そして、ボーイミーツガールは難しい……楽しんで頂けたのなら、何よりの喜びです。
最後までお付き合い頂き、本当にありがとうございました。
第33話 訪れる嵐(一)への応援コメント
改めて読み直すとこのシーン、義家様はけっこうピンチだったんだなと思い出す次第で、ここで横入り御免と声を掛け、その後で参戦の許可を取るという、セツの気遣い力というか武士力は、やはり高いなあと感心してました。
そしてここで登場する機巧甲冑、パワーアシスト的なシャフトが背後の箱と繋がっていたり、やっぱり格好良いです。
作者からの返信
ありがとうございます。
事前に参戦不要と言われている上に、横やりNGという意識があるので、あんな感じの対応となっています。
きっと、この辺のやり取りをいい加減した結果、刃傷沙汰になった話とかをたくさん聞かされて育ったのでしょう。
いつもありがとうございます。引続きお使い頂ければ幸いです。
第32話 八幡太郎(五)への応援コメント
このシーンを頭の中に思い浮かべながら、大鉄牛は全身鉄製だとしても、筋肉の感じとか、顔つきとか、本物の牛っぽい感じで作り込まれているのか、それともスターウォーズのAT-ATスノーウォーカーみたいな兵器っぽい牛なのか、色々と想像しては楽しんでいた次第です。個人的には翁の面みたいに、かなり牛っぽい顔つきかなと思っておりました。
作者からの返信
ありがとうございます。
外見イメージについてですが、ぶっちゃけるとゾイドのディバイソンとかキャノンブルがモチーフだったりします。
背中に背負っている多砲塔の代わりに、御者席となる匣が乗っかっている感じです。
ただ、駆動部や機関部のある胴体部分はともかく、頭部をメカっぽくする理由がないことから、頭に関しては生きてる牛を模した感じになっている方が自然ですね。
体はメカメカしいのに、頭だけ妙に和テイストのある工芸品っぽい巨大牛……想像すると良い感じにキモくて良いですね…w
第31話 八幡太郎(四)への応援コメント
馬鹿でかい鋼の牛兵器が侵入して来てみんな腰を抜かしても、号令ひとつですぐに立ち直るという、この辺りに人間的なリアルさと軍隊的な練度が感じられて、非常に良いなあと思う次第です。やる気まんまんの義家様も良いですね!
作者からの返信
ありがとうございます。
機巧兵器が京の外に派遣された唯一の例が、源頼義が派遣された奥六郡の反乱鎮圧となります。
実際には、戦闘にならず終わったわけですが、陸奥まで行軍する間、当該兵器の仕組みや運用を学習した義家や頼義郎党の皆さんだからこそ、立ち直れた部分が大きいのだろうと思います。
事前に対応案を皆で考えていたから、“訓練通り行動する”ことで恐慌から立ち直りましたが、初見だったら無理だったでしょう。
……どっかに初見の機巧兵器に刀一本で対峙したアレな人もいますが、ああいうのは例外なのです。
義家様的には、色々考えていたことの答え合わせの機会なので、ワクワクしつつ、水を差されて鬱憤もありつつと、内心は結構複雑なことになっているようです。
第30話 八幡太郎(三)への応援コメント
義家さまは身分的に遊び相手が得られず、寂しいという事は無いにせよ、思う所はあったのだろうなあと思う次第。武家の頭目というのは大変だなあと。
作者からの返信
ありがとうございます。
義家さまお友達いない問題は、本人の気質とスペックの高さも大きな要因となっているところです。
本作の義家さまは、武芸以外の事柄への興味が薄く、遊びといえば弓馬に関する事となっていたのですが、本人のスペックが高すぎて同世代の者では相手にならかったのが、悲劇のはじまり。
自分より圧倒的に劣る者に興味を持たなかった彼は、いつも年長者を相手にしていたのですが、そうした年長者たちは、身分だ何だを気にしない子どもではありません。
その技量に見合った分別のつく年齢なわけで、その立ち振る舞いは指南役、世話役的なものになってしまい、とても友人とは言えない関係となっていました。
そうして年齢を重ね、元服するくらいの年頃になった時、義家は、自分には幼い頃からの付き合いゆえに立場を超えて親しくしてくれる相手――つまり友達がいないということに気がついたようですが、時すでに遅しと諦めていたようです。
そんな時、大市廊で怪異を相手にする同世代の少年を見て……
第29話 八幡太郎(二)への応援コメント
五夜ちゃんを連れて来た理由や対応についても適切に考えていて、セツ君は思い切りが良過ぎるだけで、そこまで脳筋的では無いなあと思っていた次第。言葉を飾る事が苦手なだけで、色々と細かい所まで気がつくし、良い子だなあと。
作者からの返信
ありがとうございます。
最終的に勢いで押し切る傾向が強いですが、セツも、彼なりに物事を考えているようです。
特に五夜に関しては、初対面の時に、何の助言も出来なかったことが心に引っ掛かっており、普段より何割増しかで頭を回している様子。
常にこれくらい考えながら行動出来るようになると、渡辺の一党からも一人前と認めてもらえるかも知れませんが、果たして……
第28話 八幡太郎(一)への応援コメント
やはりこのシーンでのやり取りは、緊張感がありますね。
武士にしてみれば、自身が頭と認めた人物に対する非礼は、耐えがたいのかもですが。こういう武士同士の人間関係、礼儀も含めて大変そうだと思う次第です。
作者からの返信
ありがとうございます。
何でこの人達あいさつしてるだけなのに殺伐としてるんでしょうね…
「あン!? ウチのヘッドに何舐めた口効いてんの!? ッすぞ!?」って感じで、ガンつけられてるイメージでしょうか。
本作では、武士はごく一部を除き、お行儀はあまり良くないため、中級以上の貴族達からゴロツキや番犬扱いされるのも止むなしな状況としています。
第27話 霧中の先行き(下)への応援コメント
徹さまと階位のエピソード、世渡りや対人関係の話として非常に現実的で、この不思議な世界にリアリティが感じられて良いなあと思う次第です。
こういう、そこにいない人達の感情や立ち位置を推し測って配慮するという様な考え方が出来るという、そこに徹さまの大人っぽいというか優秀な側面も伺えるし、そこまで考えないセツとの差が面白く、良いものだなあと思います。
作者からの返信
ありがとうございます。
官職に関しては、時期によって扱いが変わっていたりと、正直、どうしたものかと頭を抱えながら書いたのですが、それらしく思って頂けたなら何よりです。
(おそらく詳しい方から見ると、色々と噴飯ものなのではないかと思いますが、ファンタジーだからイイヨネ!)
世渡り的な事に関しては、セツはまだまだ子どもで、大人に守られる立場にあることが表現出来ていれば幸いです。
第26話 霧中の先行き(中)への応援コメント
こういうスチームパンクな世界観、大好きなんですが、実際にファンタジー要素である蒸気機関がどんな形で人々の生活に関わっているのか想像する中で、インフラとしてきっちりと蒸気が管理整備されているという描写は、生活感や現実感があって面白いなあと思う次第です。
作者からの返信
ありがとうございます。
街中に張り巡らされた蒸気管ってイイヨネということで、こんな感じになりました。建物の壁を管が這っている、みたいな光景が好みなのですが、基本的に平屋ばかりなこともあり、地中を通す形となっております。
インフラ整備にはお金と労力が大量にかかる上、敷設の際に建物に干渉すると色々と面倒くさそう(それが公卿の屋敷だったりすると特に!)ですが、碁盤目状に路が走る京に関しては、各路に沿って蒸気管を敷設することで、都市全域をカバー出来たため、わりとスムーズに工事が出来たらしい…と本作では設定しています。
左京職所属の皆さんに関しては、こんな人達が日夜頑張ってるので蒸気の京が成立してるんですよ、ということで登場しましたが、生活感的なものを感じて頂けたのなら幸いです。
第25話 霧中の先行き(上)への応援コメント
ここで五夜ちゃんがセツの頭に頭をくっつけるシーン、傍から見ている人がいたら、非常に仲が良さそうだと思うのだろうなあと。二人のこういう良い感じの距離感が、とても良いなあと思う次第です。
作者からの返信
ありがとうございます。
現代の感覚だと、「仲良いな」とか、「微笑ましい」くらいで留まりそうな二人の様子ですが、多分、あの時代だと「こんな往来ではしたない」「これだから最近の若い者は」的な目で見られるくらいには、イチャイチャしている感じだろうなと勝手に考えています。
セツも五夜も、そちら方面はまだまだ疎いので、自覚なしにものすごいことをやっていたりします。
その辺の機微を彼等が理解出来るようになるかは、十花の指導次第といったところでしょうか。
第48話 星の煌めきへの応援コメント
たいへん面白かったです。守任が鬼となって切り落とした腕を取り戻しに現れたりしないだろうか。
作者からの返信
ありがとうございます。
守任に関してはどうでしょうね。
茨木童子よろしく取り戻しに来るのか、機械仕掛けの義手を装着して現れるのか…後者ならロケットパンチ搭載ですね!
本作は、これで一応完結となりますが、この後、史実と同様に前九年の役本番が始まるんだろうなと考えています。
その時、守任は黄海の戦いで義家にリベンジかますのか、その裏側でセツたちと対峙するのか、何かの拍子に肩を並べる羽目になるのか……わりと灰色な感じの未来(何も考えていない)になっています。
特に細かいことは考えず、わりと勢いだけで書いた話ではありますが、多少なりとも楽しんで頂けたのなら、何よりの喜びです。
最後までお付き合いいただき、本当にありがとうございました。
第25話 霧中の先行き(上)への応援コメント
一対が機能不全になっても飛べる冗長性を確保するか、安全に落下できる仕組みを搭載するか・・・。悩みますね!
作者からの返信
ありがとうございます。
道世的には、悩みどころ、腕の見せどころと言った感じで、ホクホク顔で屋敷に持ち帰ったようです。
術に頼ればわりと簡単に解決できるのでしょうが、ソレは負けた感じがするので嫌、というのが彼のこだわりのようです。
当分の間、楽しそうにトライアンドエラーを繰り返すのでしょう。
その時間があれば…
第48話 星の煌めきへの応援コメント
最終話が投稿されて大分経ってしまいましたが、完結おめでとうございます!
後半の手に汗握る龍神や機甲兵との戦いは読んでいて本当にワクワクしました。
五夜のお父様も無事に見つかり、一先ずの幕引きにほっとしております。
もし続きがあるのなら、是非とも読みたいです。
セツの成長に感激しながら、セツと五夜の行く末を思います。
執筆本当にお疲れ様でした!素敵な作品をありがとうございました!
作者からの返信
ありがとうございます。
完全に勢いだけで始めたお話でしたが、如何だったでしょうか。
多少なりとも楽しんで頂けたなら、何よりの喜びです。
書き始めに何となく書いたプロットを見ると、全く展開が違っていて笑ってしまいますが、何とか完結出来てほっとしている所です。
(当初予定では五夜が真っ二つにされたり、その魂をセツが着る機巧甲冑の動力に用いたりと、わりとアレな展開でした)
第二部については、完全に未定ですが、何か良いネタがあればやるかも知れません。その時は、またお付き合い頂けると幸いです。
(この年には超新星爆発が確認されており、雲が晴れた夜にその光を浴びた京人が、カニの神に取憑かれたりする事件が起きるかも知れません)
色々と行き当たりばったりな本作ですが、最後までお付き合い頂き、本当にありがとうございました。
第20話 とある因果(下)への応援コメント
一足ごとに余分なものを削ぎ落して行く、というセツの心持ちというか、そういう境地に至れる生き方に凄い物を感じます。そして凄惨な被害者の状況を目の当たりにしてもブレないという、どんな生き方をすればそうなるのか、渡辺の家は凄い教育をしてたのだなあと思う次第です。
作者からの返信
ありがとうございます。
戦うことを生業としている武士は、皆、大なり小なり似たような性質を持つので、セツだけが特別というほどではない、という設定です。
若干、割り切り過ぎな部分があるのは、本人の性質と、幼い頃からひたすら剣腕を鍛えることに注力し続けたため、戦闘者としての心構えが思考の大元となっているのが原因です。(…要は、情緒面があんまり発達していない)
両親的には、何かちょっと割り切りが良すぎて子どもらしくないけど、別に感情がないとか、人の心が分からないとか言うワケじゃないし、まあ問題ないかな? 的な感じなようです。
第40話 颱風(下)への応援コメント
このシーンは本当に良いですな!
モジモジしますな!もう焦らしちゃってもう!もう!(語彙力ゼロ)
作者からの返信
ありがとうございます。
一旦離れ離れになった後、主人公がヒロインを攫いに行くのは、ボーイ・ミーツ・ガールのお約束、と勝手に思ってます。
なお、道世は、“太郎坊”を操縦しつつ、「若いなぁ」とニヤニヤしてました。
第16話 なんてことない一日への応援コメント
セツの新しい刀の解説を、ネットで用語検索しつつ改めて読み直してみた次第です>< 日本刀の知識が殆ど無い為、時代ごとに随分と形状の違いがあったんだなあと感心したり、伊波比主命について調べてみたり、もう少しこの辺りの知識が多ければ、もっと楽しめたのだろうなあと>< そして五夜の水干についての解説も読み直し、鹿庭山という場所が出て来たので、検索してみたりしつつ、五夜の名前はこの山の逸話にちなんでつけられたのかなあと思ったりしておりました。
作者からの返信
ありがとうございます。
色々と調べていただいて、とても恐縮です。
日本刀に関しては、正直、私もあまり知識はありません。
以前、この話を書いていた時に日本刀の博物展に行ったら、単眼鏡を持ったお姉様方が沢山いて、ふらっと覗いた自分の場違い感が凄かったデスw
実際に近くで目にすると、やっぱりスゲーな格好良いなとテンションが上がって楽しかったです。
(大太刀なんかは、これ振り回すの無理じゃない?感が凄かったです)
五夜の名前の由来についてですが、多分、お見込みのとおりです。
播磨国風土記にて語られる五月夜(さよ)の郡に関する逸話から引っ張って来ています。
「サヨの郡からやって来たサヨちゃん」だとちょっと安直かな、ということでサヤちゃんになりましたがw
第14話 闇の向こう側(下)への応援コメント
このシーン、セツの想いに応える刀、台詞が無くても繋がりが感じられて良いです!
作者からの返信
ありがとうございます。
物言わぬ器物が、物言わぬまま死力を尽くして、過負荷で自壊する話に物凄く弱いので、そんな感じの雰囲気を感じ取って頂けたら幸いです。
(それはそれとして、擬人化系も大好物なのですが)
引続き楽しんで頂ければ幸いです。
第28話 八幡太郎(一)への応援コメント
鉢棲金魚 様
徹様にも苦手な方がいらっしゃったのですね(笑)
そして、巻き込まれたセツと五夜…
義家様のぐいぐい行く感じがなかなか楽しいですね!
次回、お呼ばれした先で何が起こるのか楽しみにしてます(*^-^*)
作者からの返信
ありがとうございます。
同じ源氏とは言え、相手は河内源氏の御曹司にして桓武平氏を母とする、坂東武者を統べるために生まれてきたような源義家。
今をときめくお父上のことも考えると、迂闊に馴れ馴れしい対応は出来ず、でも向こうはやたらとグイグイ押してくる。
キラキラした尊敬の眼差しを向けられるのは、決して悪い気分ではないものの、扱いにとても困る。そんな感じのようです。
お呼ばれされた先ではアレです。一緒に遊ぶんですよ!
第23話 縁(下)への応援コメント
源義家!凄い方が登場されましたね!
徐々に登場人物が増えてきて、これからどうなるのか、ますます楽しみです(*^^*)
再び彼等とセツが交わる時は味方になるのか敵になるのか、想像するだけでワクワクします(*´∀`)
この話の1つ前のセツと五夜のやり取りがほほえましかったです!
作者からの返信
ありがとうございます。
蒸気機関とか好き勝手放り込む関係上、あまり有名人とかがいない狭間の時代を狙ったつもりだったのですが…
よく考えると、とんでもないビッグネームがいたのです。
本格的に表舞台に立つのは、もう何年か後ですが、せっかくなので絡ませたいとご登場願いました。
今回、怪異を巡って縁が生じた三人の今後を見守って頂ければ幸いです。
セツと五夜については、当分あんな感じでしょう、多分
引続き、どうぞよろしくお願いします。
第1話 雛鳥の夢への応援コメント
とてもかっこいいです!*
鵺の登場、場面の終わりの強い印象、
痺れました。
世界観も素敵です*
セツの等身大の少年の様子、
京に憧れる様子、
陰陽師である、道世とのやりとりは、
恐ろしさもありながら、わくわくします。
何気ない、セツの登場の描写など、
文体が美しくて、世界観に浸り、心地良いです。
瓢箪からの解放、ドキリとします。
作者からの返信
ありがとうございます。
お褒めの言葉に、恐縮しつつ小躍りしておりまする。
何故か、京において蒸気機関が実用化されている平安時代という、色々とトチ狂った世界ですが、笑って許して頂ければ幸いです。
本作は、脳筋気味ながら普通の武士の子であるセツが、憧れの京でちょっとした事件に関わるお話となっております。
とりあえず、刀をぶん回して何とかする脳筋仕様ですが、生暖かく見守って頂けると幸いです。
今後とも、どうぞよろしくお願いします。
第7話 天上の煌めきへの応援コメント
関白様、心広すぎですね(笑)蒸気船一隻くらい安いものなんですね( ´~`)
すみません、個人的感想ですが、セツ君の反応が可愛いくて(男子に可愛いとか不快だったら申し訳ない!)、朝からほんわかしました!
作者からの返信
ありがとうございます。
関白様的には、他にも持ってるし、一隻くらい沈んでも大丈夫!的な感じだったようです。
むしろ、優秀な船員たちの損失を最小限に抑えてくれたので、セツへの好感度はわりと高かったりします。
セツの反応については、武芸ばかりで育った脳筋であるため、大体こんな感じですね。
可愛いと思ってもらえたなら、とても嬉しいです。
引続き、お付き合い頂けると幸いです。
第48話 星の煌めきへの応援コメント
上質のエンターテイメントを堪能させて頂きました。
面白かったです!
作者からの返信
最後までお付き合いいただき、本当にありがとうございました。
楽しんで頂けたのであれば、何よりの喜びです。