セルフツッコミが捗ります。

タイトルを見る……ああこういう系かぁ。
あらすじを見る……なるほど、やっぱりこんな感じかぁ。
プロローグを読む…………え? 違う小説開いちゃった?

第一印象とのギャップが激し過ぎて、まずは困惑することでしょう。
けれど、タイトルやあらすじに惹かれて開いた方も、是非ともこのシリアスさ、綴られる父と母の生き様をしかと目に焼き付けて欲しい。
そして、その後で普通に飛び交うハリセンへの理解も残しておいて欲しい。(?)

個人的に、ネジが落ちちゃうくだりが大好きです。

「シリアスとコメディの共存」……これに尽きますが、落差が激しく、それでいて読み応えがあります。
ギャグ路線かと思いきや唐突なエロス、息を呑むグロさ、バトルシーン、やっぱりギャグ。
翻弄されっぱなしの読者はきっと、妙にニヤニヤしたまま読み進められること間違いありません。

始終おバカ風味の主人公・タカトの、こと道具作りへの熱意へも注目が高まります。
ネーミングから謎だらけで、本作の癒しでもあるビン子ちゃんの可愛さや、その出自も必見!

とりあえずは、ほぼほぼ序盤の「ピンクのおっさん」がいい感じに色々とかっさらってくれることでしょう。

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