攻城野戦、一将万骨! 歴女と共に乱世を駆け抜けろ!

意識だけがタイムスリップしちゃった嫁姑が織り成す、コメディタッチで面白おかしな戦国時代っ!
ウソウソ!? 幻のあの城も武将もこの目で見られちゃう!? 歴女の血が騒いじゃうー!

なんてテンションで読み進めようものなら、後の展開の衝撃も凄まじい事となりましょう。

上記のコメディは勿論、時折混ざる時代小説然とした厳粛さ。読者をも巻き込む、次元を超えた語り口。
信長が生きた戦国を、まるで真実味を帯びて描写される様は荒っぽくも等身大。
大自然の美しさに心奪われる瞬間もそこそこに、いつ潰えても不思議ではない今をどう生き抜くか。
アメの豊富な知識と、オババのラップ&ソウルで乗り切っていくのです。


金色のすやり霞映える「明智光秀によろしく」ーー鋭さ湛えるその眼と相まみえる時、アメの心を突き動かすものとは。


隙間時間に楽しむも、一気に読破するも良し。おすすめ超大作です!

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