人生は甘いばかりじゃない。けれど、この二人なら何があっても大丈夫。
- ★★★ Excellent!!!
妾の子として虐げられ、料理屋・五十鈴で日々こきつかわれる小夏。
物語は、そんな小夏に縁談が舞い込むところから始まります。
小夏に縁談を申し込んだのは、和菓子屋・千寿堂を一人で切り盛りする青年・伊織。
この伊織が! 目元涼しげで誠実で優しい、きりっとした男前なのです!(≧▽≦)
小夏はどうしてこんな素敵な人が私なんかを妻に? と不思議に思いますが、それには事情があって……。
和菓子屋の日々を丁寧に描きながら、ゆっくりと心を通わせる二人。
その様子は、タイトル通り、甘いお菓子のようにあっまあまです( *´艸`)
とはいえ、結婚するものの、結納金を五十鈴屋にふんだくられたせいで、この二人、なかなか祝言をあげられません。
伊織の理性は、祝言までもつのか!?
結婚してもなお、呪いのようにつきまとう五十鈴屋の人々に、小夏はどうするのか?
可愛いあやかし達がほっこりとさせてくれつつも、波乱とあまあまに満ちた若い二人の素敵な物語。
どうぞ、ご賞味くださいませ(*´▽`*)