ユエが忘れても、私が覚えているよ

和の雰囲気が随所に漂う、物の怪の物語。

言葉の選びが秀逸なので、短い文言で鮮明な映像化の叶うストーリーでした。
右目に宿すもの。
腹の内に宿すもの。
そして、外側の彼女。
なにより本軸である『月が巡る』という言葉の、本当の意味とは──。

西洋めいた彼女の姿に、東洋のあやかしというもうこの文言だけで興味そそられる色濃い物語。
是非ともご覧いただきたいです。

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