概要
三咲晶穂は、生みの親を知らない孤児の女子大生。
入学した大学で、彼女は一人の先輩男子大学生と出逢う。彼の名は、氷山リン。
リンは大学内外にファンクラブがあるほど人気者の青年だが、晶穂はほとんど興味がなかった。
―――交わるはずのなかった二人の運命は、ある夜をきっかけとして交差する。
新たな世界で出会う、新たな仲間たち。そして、知る由もなかった己の秘密。
扉を通じて繋がったふたつの世界で、リンと晶穂の戦いが幕を開ける。
*キャッチコピーは、編が変わるごとに変更するようになりました。
第一部
狩人編「大学で出逢ったのは、異世界の人でした。」
魔女の園編「わたしの中に眠るもの」
古来種編「必ず護る
おすすめレビュー
新着おすすめレビュー
- ★★★ Excellent!!!わくわくが止まらない!異世界転移ファンタジー
三咲晶穂は、施設で育った大学生。ある夜、不審な者に襲われそうになったところを、同じ大学に通う先輩・氷山リンに助けられる。
面白いです!超長編なので、私自身も手が出しずらかったのですが、一回読み始めたら止まりません。
軽すぎず重すぎずの文章が秀逸で、緻密に練られた設定に惹き込まれていきます。
異世界、バトル、転移、獣人、吸血鬼、魔女、冒険、恋愛…全部詰まっています。なのに、ゴチャゴチャ感が一切なく、すべてがバランス良く展開されているんです。すごすぎ!
晶穂は現実世界と、ソディールという別の世界を行き来しながら、なぜ自分は狙われているのか知っていくことになります。タイトルにある「銀の華」は…続きを読む - ★★★ Excellent!!!この物語は、最高に面白いを詰め込んだ魅力ある秀逸作品です!!
【第五回白雪賞企画:第24話まで読み進めた上でのレビューです】
主人公、三咲晶穂は天涯孤独の大学1年生だ。
この物語は異世界と現実世界の日本を舞台にしているのですが、物語の設定もキャラも好きに溢れていて、思わず「リン先輩かっけー!」って、なる人は少なくないでしょう。
二人の出会いは大きく運命を変えるとはつい知らず、晶穂はどんどん巻き込まれて物語が進んでいくのですが、純粋に面白いです。
心の底から漏れ出た「面白い」です、戦いから会話の掛け合いまで、もう見どころ満載で、どこから魅力を伝えていいやらで、実は困っていたりします。
吸血鬼や猫人、狼人などが結成した「銀の華」と彼らを狙う狩人の戦い。…続きを読む - ★★★ Excellent!!!過酷な戦いや運命でも愛や絆は強く光ることが出来る!!
天涯孤独だった「晶穂」が施設を出て大学生になるとき運命は大きく動き始める。
日常だけでなく、自分や友人も崩れていく……
ただ入学直後に出会った先輩「リン」によって崩れる日常は自身の秘密、運命へと立ち向かう戦いの日常へと変わっていく。
話の起伏・展開がテンポよく、楽しいときは一緒に楽しく、悲しいときは胸を締め付けられ、ピンチのときは手に汗を握ってしまうほど話に入り込めます。
戦闘描写も素晴らしいんですが、個人的には人間関係の繊細な描写を推したいです。
仲間との信頼関係を築いて絆が深まる過程や恋心の揺れ、好き故の葛藤など読んでいてキュンってなりました。
この甘く楽しい日常と過酷な戦闘の日…続きを読む - ★★★ Excellent!!!異世界への扉
氷山先輩、かっこいい!
主人公三咲晶穂が出会うもう一人の主人公氷山リン、
彼が素敵すぎて、もうそれを目当てに読んでもいいくらい!
常識人、頼もしい、美青年、吸血鬼、
後進をクールに見守る凛々しさ、
そしてたまに垣間見せるデレ部分とか、
女子の大半が彼を好きなのは伊達じゃない。
あと序盤で、氷山に近づくなといいながら、
めっちゃ推しの情報語ってくれる二人組みも地味に好きです。
この物語は異世界ソディールを舞台に、
氷山先輩をはじめとする吸血鬼や猫人、狼人などが結成した銀の華と、
彼らを狙う狩人の戦いからはじまる壮大な大河ファンタジーです。
本作の魅力はなんといっても、個性豊かなキャラクター…続きを読む