銀の華~宿命は扉の向こうに~

作者 長月そら葉

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★★★ Excellent!!!

三咲晶穂は、施設で育った大学生。ある夜、不審な者に襲われそうになったところを、同じ大学に通う先輩・氷山リンに助けられる。

面白いです!超長編なので、私自身も手が出しずらかったのですが、一回読み始めたら止まりません。
軽すぎず重すぎずの文章が秀逸で、緻密に練られた設定に惹き込まれていきます。

異世界、バトル、転移、獣人、吸血鬼、魔女、冒険、恋愛…全部詰まっています。なのに、ゴチャゴチャ感が一切なく、すべてがバランス良く展開されているんです。すごすぎ!

晶穂は現実世界と、ソディールという別の世界を行き来しながら、なぜ自分は狙われているのか知っていくことになります。タイトルにある「銀の華」は、そのソディールの自警団の名前。めっちゃかっこよくないですか?好きです。

長い物語なので、もちろんキャラクターも多くなります。ですが、読んでいるうちに自然と覚えてしまうくらい魅力的な子たちばかりです。推しキャラも見つかるかもしれません♪

面白い作品の共通点は、”敵が魅力的”なところだと私は思います。この作品でも、章ごと敵が登場しますが、それぞれの考えや目的、想い、守りたいものがあり、かっこいいんです。主人公たちではなく、敵側を応援したくなったりもしました。

そんな異世界感たっぷりのバトルは臨場感がすごい。だが!キャラクターたちの日常、旅行、恋バナで盛りあがっている場面もたくさんありますので、読んでいて飽きがきません。

きっとわくわくが止まりません!ぜひ読んでみてください。

★★★ Excellent!!!

秘密をもつ大学生の女の子が主人公。
三崎には家族はいない。孤独な彼女が出会った、クールな先輩。リン。
彼はファンクラブがあるほどイケメンかつ素敵男子。

接点を持つはずのない二人が、巡り会い、
異世界と現実世界のなかで、ともに立ち向かう。

リン先輩。かっこよすぎです。

そして、ちっとだけ。
私の大好きな吸血鬼が・・・。

現実に即したファンタジー好きの方、集まれ。
面白い物語はここにある!!!

★★★ Excellent!!!

【第五回白雪賞企画:第24話まで読み進めた上でのレビューです】
主人公、三咲晶穂は天涯孤独の大学1年生だ。
この物語は異世界と現実世界の日本を舞台にしているのですが、物語の設定もキャラも好きに溢れていて、思わず「リン先輩かっけー!」って、なる人は少なくないでしょう。

二人の出会いは大きく運命を変えるとはつい知らず、晶穂はどんどん巻き込まれて物語が進んでいくのですが、純粋に面白いです。
心の底から漏れ出た「面白い」です、戦いから会話の掛け合いまで、もう見どころ満載で、どこから魅力を伝えていいやらで、実は困っていたりします。

吸血鬼や猫人、狼人などが結成した「銀の華」と彼らを狙う狩人の戦い。
彼らの結末は一体どうなるのか!?
ぜひ、ご覧あれ!!!!

★★★ Excellent!!!

バランス、と一口に言っても様々なものを思い浮かべるでしょう。
話の起伏と展開、シリアスとコミカル、キャラの性格……しかしこの銀の華はほぼすべてが高いレベルで纏められて昇華されています。
何より、表と裏の世界の描写が絶妙です。これがバラバラにならずに読み進められる作品というのは早々ないと思います。
さらに個性豊かなキャラクターに練られた設定、ファンタジーが好きなら是非読んでください。損は絶対にしません。

★★★ Excellent!!!

天涯孤独だった「晶穂」が施設を出て大学生になるとき運命は大きく動き始める。
日常だけでなく、自分や友人も崩れていく……

ただ入学直後に出会った先輩「リン」によって崩れる日常は自身の秘密、運命へと立ち向かう戦いの日常へと変わっていく。

話の起伏・展開がテンポよく、楽しいときは一緒に楽しく、悲しいときは胸を締め付けられ、ピンチのときは手に汗を握ってしまうほど話に入り込めます。

戦闘描写も素晴らしいんですが、個人的には人間関係の繊細な描写を推したいです。
仲間との信頼関係を築いて絆が深まる過程や恋心の揺れ、好き故の葛藤など読んでいてキュンってなりました。

この甘く楽しい日常と過酷な戦闘の日々が綺麗に交差し混じる物語に見事にハマりました。
この感じ是非とも共感して欲しいです。

★★ Very Good!!

大学一年生の晶穂は、クールでかっこいい氷山リン先輩に助けられる。

彼は異世界ソディールの住人であり、自警団『銀の華』の団長だった。

一般人として生きていた晶穂にも、実は秘密があり……

豪快だったり、冷静沈着で優しい兄貴分たち。

微笑ましくも勇敢な子供たち。

銀の華は優しさに包まれている。

血生臭い戦いの日々に、ささやかで尊い日常を。

現実と非現実が交差する、世界が繋がるファンタジー。

そして、ゆっくりで微笑ましい、恋の味も少々。

★★★ Excellent!!!

氷山先輩、かっこいい!
主人公三咲晶穂が出会うもう一人の主人公氷山リン、
彼が素敵すぎて、もうそれを目当てに読んでもいいくらい!
常識人、頼もしい、美青年、吸血鬼、
後進をクールに見守る凛々しさ、
そしてたまに垣間見せるデレ部分とか、
女子の大半が彼を好きなのは伊達じゃない。
あと序盤で、氷山に近づくなといいながら、
めっちゃ推しの情報語ってくれる二人組みも地味に好きです。

この物語は異世界ソディールを舞台に、
氷山先輩をはじめとする吸血鬼や猫人、狼人などが結成した銀の華と、
彼らを狙う狩人の戦いからはじまる壮大な大河ファンタジーです。

本作の魅力はなんといっても、個性豊かなキャラクターたち。
主人公格の晶穂や氷山先輩はもちろん、
サブキャラクターにもドラマがあり、
それを素晴らしい文章力がすんなりと物語として描いていきます。

読めば誰でも推しがひとりできるのではないでしょうか。
私は氷山先輩一筋でしたが、
サブキャラのアイナとユーギも気になってます。

もう語りだすとキリがないんですが、
最初の方で空から降ってくる氷山先輩かっこよすぎ!
異世界ソディールの門はすぐ傍に。
その扉を開けるのは、どうかあなたの手で!

★★★ Excellent!!!

これぞライトノベル!! と言った作品です。
主人公の成長。恋愛。シリアス。色々な要素が良い感じに交わり、読者である私たちをドキドキさせてくれます。

まずキャラクター達が本当に良い……! 
個性的なので飽きないですし、ほんわかした気持ちになります。

次に描写……これがまぁ丁寧で分かりやすい。
凄く読みやすくスッと頭に入っていきます。

これからの展開にも期待!!

★★★ Excellent!!!

恋愛要素もある日常パートから、ちらちらと出てくるシリアスな部分、、、🤔

表の世界と裏の世界をぐちゃぐちゃにならずに綺麗に混ぜて書いてあるので、とても読みやすく面白いお話です😁

ネタバレになりそうなので、あまり深くは書けませんでしたが、是非読んでみて下さい!